ザイフェン地方独特のろくろ製法でお馴染みのクリスチアン・ヴェルナーの動物シリーズから、日本の干支をモチーフにして製作された十二支セットです。中でも、龍、へび、日本猿、紀州犬の4種は、試作を繰り返しながら、特別に作られました。それぞれの特徴を精巧なつくりで表現した格調高い干支セットです。贈り物やお正月の飾りにもお薦めです。

※ザイフェン地方独特のろくろ技術（ライフェンドレーエン技法） ろくろにセットした木の輪から動物の形をノミで、丁寧に削ります。ノミの刃の先端は見えないので、削り出す動物のイメージは制作者の頭の中にだけあります。ドーナツ型に削り出した木の輪をナイフで割っていくと、同じ形の動物が、同じサイズで一度に60個ほど出来上がっていきます。この動物を一つずつ削って形をととのえ、耳や尻尾を埋め込み、地色をつけて目や模様を描いて仕上げます。時間のかかる手仕事です。現在この技術を持つ腕のいい職人は、ザイフェンの中で、10名余しかいないといわれています。