シュトックマー社 訪問記

1999年、私はドイツのシュトックマー社を訪問致しました。 それまでシュタイナー教育教材ということで取り扱って来た蜜ろうクレヨン、蜜ろう粘土、水彩絵の具、蜜ろうワックスなどの作り方や会社の経営理念を目の当たりにし、是非とももっともっとたくさんの方々にこのすばらしい商品のご紹介をしたいと思いました。ここでシュトックマー社について少しお話し致しますね。

シュトックマー社の創設者ハンス・シュトックマー氏は、ニュージーランドで養蜂業を営んでいました。ドイツへ帰国しその経験を生かし手作りろうそくの家内労働のろうそく工場を始めました。一本一本誠意を込めて作ったろうそくは大変に評判良く工場も徐々に大きくなって行きました。そして彼の弟がハンブルグで最初のシュタイナー学校を作ることになった時、高品質の教材を作る協力を始め美術教材を作る様になったしだいです。長年にわたりシュトックマー社の製品は教育関係社と共に、どのような画材が子供たちのために本当に有用なのかという観点で考えられ改善されて作られてきました。蜜ろうブロッククレヨン例えば、あの特殊な形をした蜜ろうブロッククレヨンも子どもたちにとってどんなクレヨンが一番ふさわしいか、いろんな形のクレヨンを用意し子どもたちに使ってもらい、最適の形とされたのがあの消しゴムのようなブロック形だったそうです。

■蜜ろうのすばらしさ!

蜜ろうはみつばちの身体からでる皮脂で、みつばちの巣の材料となっています。みつばちの巣はいつも34度に保たれているのですが、そのような高温多湿でありながら、巣がかびだらけにならないのは、蜜ろうの持つ天然の抗菌性によります。蜜ろうは天然の抗生物質を含んでおり、昔は登山家が非常食として蜜ろうを持ち歩いていたそうです。
蜜ろうはみつばちの身体からでる皮脂で、みつばちの巣の材料となっています。みつばちの巣はいつも34度に保たれているのですが、そのような高温多湿でありながら、巣がかびだらけにならないのは、蜜ろうの持つ天然の抗菌性によります。蜜ろうは天然の抗生物質を含んでおり、昔は登山家が非常食として蜜ろうを持ち歩いていたそうです。蜜ろうろうそく・蜜ろう粘土・蜜ろうチップまた、蜜ろうろうそくは部屋の空気を活性化すると言われています。粘土というものは、通常雑菌がたくさん繁殖しますが、この蜜ろう粘土は天然の抗菌性により次の日には雑菌がまったくなくなっているのです。安心してお使い頂ける訳ですね。

■シュトックマー社のこだわり

蜜ろうはみつばちの身体からでる皮脂で、みつばちの巣の材料となっています。みつばちの巣はいつも34度に保たれているのですが、そのような高温多湿でありながら、巣がかびだらけにならないのは、蜜ろうの持つ天然の抗菌性によります。蜜ろうは天然の抗生物質を含んでおり、昔は登山家が非常食として蜜ろうを持ち歩いていたそうです。
シュトックマー社は世界中から、蜜ろうを集めていますが、ブレーメンにある研究所で詳しく検査され質の良いものだけを使用します。悪質なところでは、生産性を高めるために巣箱の中にパラフィンをしみこませ、密蝋をのりやすくしているため、パラフィンが混入してしまうことが多いそうです。もちろん、そういったものは使用されません。また、すべての工程が手作業で行われています。 ペーター・ピショッタ氏蜜ろう粘土のセロファン包みまでも手作業なのです。現在の社長ペーター・ピショッタ氏曰く「人の手ほど優秀な点検機能はないのです。これら芸術製作に関わる画材を美しい状態で届けるためには、無駄と思えても機械では無理です。」とのこと。

もちろん人々にやさしく(安全)かつ、リサイクルできるように研究されています。クレヨン・絵の具・粘土はドイツでの食べ物に使われている基準を設定されており、入れ物もリサイクルのために単一な材料で作ります。例えば、ブリキ缶ケースにはブリキ以外は使用しないなどです。プラスティックケースには商品名を記入するシールもプラスティックフイルムを使用するといった具合です。

 

社内の部屋の壁に作品が飾ってあったので、「子供たちの作品ですか?」と尋ねると「これは私たちが遊んでいるんですよ。」と社長は答えられました。よく聞くと、会社にシュタイナー芸術学校の先生を招き、週に何度か社員で絵を描くなどの芸術活動を楽しみながら仕事をしているそうなのです。いかに彼らが自分たちの商品に愛情を持ちながら仕事しているかがわかるエピソードですよね。